福岡市平尾の駅ビルに移転した美容室の内装計画です。 要求されたのはカット11席とシャンプー5席、十分な施術スペースとその他作業空間で、配置するだけで空間を使い切ってしまうほど、スペースに余裕はありませんでした。そこで我々は、それらの境界面を操作することで豊かな空間を作り出せないかを考えることにしました。結果として二つの円弧の壁でバックヤードとシャンプースペースを包み込み、残りのスペースを施術空間とする計画となりました。 円弧の一つはバックヤードを隠蔽するとともに、奥の空間に至るまでの緩急のある動線を演出しています。もう一つはシャンプースペースを親密な雰囲気にするとともに、彫刻的なパーティションとして、施術空間にアクセントを加えています。円弧は他にも天井面や家具に分散して登場し、限られたスペースの中で自由に空間を彩っています。 外周の大半を占めるガラス面にはレースカーテンをかけることにしました。時間帯と天気によって内外に明暗差が生じ、昼は室内から街の賑わいを眺め、夜は街路へ働いている様子を発信する、内外の関係を取り持つインターフェイスとしています。 境界面を少し曲げてみる。内外の境界を半透明にしてみる。そうすることで、硬化した空間に緩みと遊びが生まれ、肩の力の抜けた気持ちの良い空間となればと思います。
アメリカを拠点として活動するアーティストである荒川ナッシュ医氏によるパフォーマンスアートのための建築模型です。 担げる・人が乗れる・光るという、模型以上建築未満の舞台装置となりました。 この模型を使用したパフォーマンスは、荒川ナッシュ氏の東京での展覧会(会期:2023年7月4日–29日、会場: タカ・イシイギャラリー ビューイングルーム)のオープニング及びクロージングに際して行われました。 作家のウェブサイト上にてパフォーマンスの様子が公開されています。
茶室コンペ2013 入賞(4選) アーキニアリングデザイン展2013 出展 茶室とは、出来るだけ簡素な材料で、かつ最小限の大きさでありながらも、最大限の空間的な豊かさを実現するものだと考えました。そういった茶室のあり方の解釈をもとに、現代における茶室建築を再考しました。 材料には私たちの身近にあるコピー用紙を使い、折り紙という日本古来の伝統的な技法を用いて空間をつくり出します。 茶室コンペ最終審査では、実際に1/1のスケールで組み上げることに挑戦しました。
Tokyo Designer’ s Week2013 出展 TDW2013における大学の展示ブースの設計、製作をしました。 展示作品は大きさも見せ方もバラバラだったため、ブースとしての一体感を持たせつつ、同時に様々な受け皿をもつ棚をつくりました。 釘などの金物はいっさい使わずに、3本組木という木組みで全体を構成しています。
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